ラフロイグ

導入

アイラ島で作られるモルトは一般的にスモーキーであり、海藻や潮の香りを持つ特徴がありますが、「ラフロイグ」はスモーキー・アイラの象徴として長く存在し続けています。

ヨードのような特異な匂いが薬品を連想させ、味わいはオイリーで濃厚であり、やや塩味があり、ドライな余韻を残すという強烈な個性があります。

昔から「惚れ込むか、大嫌いになるか」と評されてきましたが、別の視点で考えると「誰もが好きになる」とも言えるでしょう。

「アイラモルトの王」とも称され、世界で最も愛されているアイラモルトです。

「ラフロイグ」の強い存在感は、シングルモルトウイスキーが世界的な人気となるほどに人々を魅了してきました。

ウイスキーを十分に楽しめば、その香りと味わいに辿り着くこともあります。

それは単にスモーキーであるだけではなく、バニラのような甘さやクリームのような滑らかさも感じられます。

真の王者ならではの優しさと深い愛情が飲み手に伝わるのです。

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ラフロイグ蒸留所

アイラ島はスコットランドの西岸沖、インナーヘブリディーズ諸島の南端に位置しています。

淡路島よりやや大きく、9つの蒸溜所と1つの製麦工場がある珍しいウイスキー島です。ウイスキーの聖地とも言われています。

ラフロイグ蒸溜所は島の南部に位置しています。

「ラフロイグ」とはゲール語で「広い入り江の美しい窪地」という意味ですが、その景色は他のスコットランドの蒸溜所と比べても見劣りしないほど美しいです。

創業は1815年で、19世紀後半からはブレンデッドウイスキーに大きく貢献してきました。その力強い味わいは人気があり、スコッチのブレンダーたちにとって重要なモルトウイスキーとなっています。

さらに、20世紀初頭のアメリカ禁酒法時代には薬用酒として輸出されていました。アメリカの当局が「ラフロイグ」の香りは薬用効果があると認めたためです。

こうした香りや味わいの特徴と歴史的なエピソードが、長い間「好きか嫌いか」というイメージを与え続けてきたと言えます。

製品紹介

LAPHROAIG 10YEARS

シングルモルトは、ピートの効いた麦芽から生み出される。その個性的な味わいは爽快なピート香や磯の香りを思わせ、世界中のウイスキーファンを魅了し続けている。

濃い金色
香り爽快なピート・磯
滑らかでややオイリーなコク
フィニッシュ海藻を思わせるユニークな心地よい後味

LAPHROAIG SELECT

ペドロ・ヒメネスの熟成に使用したシェリー樽とヨーロピアンオークのシェリー樽、1st.フィル・バーボン樽で熟成した原酒をヴァッティングしました。その後、アメリカンオークの新樽でさらに熟成させています。フルーティーな甘さが漂います。

スパークリングゴールド
香りスモーキー・ココナッツ・バナナ
重厚なスモーキーに柔らかな甘み
フィニッシュスモーキーながら甘美な余韻が長くつづく

楽しみ方

ストレートでじっくりと香味の深遠さを楽しんでください。

オン・ザ・ロックでは、氷を溶かしながらスモーキーなピートの香りとバニラのなめらかな甘みを楽しめます。飲み方は、自分の気分に合わせて選びましょう。

爽快感を味わいたい場合は、「ラフロイグ&ソーダ」のハイボールがおすすめです。氷を入れたタンブラーにラフロイグを1対ソーダを3〜4の割合で注ぎます。ソーダを加えたら、ステアを控えて、スモーキー&クールな感覚を楽しんでください。

また、バーで「ラフロイグ・ミントジュレップ」を試すのもおすすめです。スモーキーでありながら甘く、ミントの涼風が心地よい刺激を与えます。