バルヴェニー

導入

ザ・バルヴェニーは、モルトマスターであるディビッド・C・スチュワート氏が生み出した、個性豊かなシングルモルトウイスキーです。1983年にディビッドが開発した独自の製法を使用し、2種類の異なる樽で連続熟成させることで、その個性が生まれています。

バルヴェニーウィスキー蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド地域に位置するウイスキー蒸溜所で、伝統的なポットスチルを使用して製造されます。バルヴェニーのウイスキーは独自の風味と複雑さが特徴であり、見学やイベントも楽しむことができます。ウイスキーファンにとって魅力的な場所です。

商品紹介

ザ・バルヴェニー12年 ダブルウッド

ザ・バルヴェニー12年 ダブルウッドは1993年に発売されました。1983年にモルトマスターのディビッド・C・スチュワート氏が考案し、現在では一般的に「後熟」または「フィニッシュ」と呼ばれる製法を用いています。

ザ・バルヴェニー・ダブルウッドを作るために、ディビッドは伝統的なウイスキー樽(アメリカンオーク材のバーボン樽とホッグスヘッド)で12年以上熟成したウイスキーを、今度はスパニッシュオーク材のオロロソシェリー樽に詰め替え、さらに9か月間熟成させます。

その後、オークの大桶にウイスキーを詰め替え、3~4カ月間かけて個々の樽のウイスキーを「マリッジ」させます。

ザ・バルヴェニー12年ダブルウッドは、2種類の異なる樽で熟成することによって、その独特な個性を生み出しています。それぞれの段階で、シングルモルトウイスキーに異なる個性が加わります。

バーボン樽からは柔らかさと繊細さが加わり、シェリー樽からは深みとコクが加わります。最後の数ヶ月は大桶の中でそれぞれが絶妙に調和されていきます。

ザ・バルヴェニー14年 カリビアンカスク

ザ・バルヴェニー14年 カリビアンカスクは、バーボン樽で14年間熟成させた後、カリビアンラムが貯蔵されていた樽で「後熟」させています。

モルトマスターのディビッド・C・スチュワート氏は、厳選したカリビアンラムを独自にブレンドし、アメリカンオーク樽に詰めて理想的な樽に仕上げるまで待ちます。

樽が完成した後、その中身を14年熟成の原酒に入れ替えることで、カリビアンカスクは原酒に新しい風味をもたらし始めます。

その結果、ザ・バルヴェニー伝統の滑らかで蜂蜜のような味わいに、トフィーとフルーツの香りが加わり、温かみのある余韻が長く残る特別なシングルモルトウイスキーが誕生します。

ザ・バルヴェニー蒸溜所

ザ・バルヴェニー蒸溜所は、姉妹蒸溜所であるグレンフィディック蒸溜所と同じ敷地内に建っています。

「バルヴェニー」とは、ダフタウンにある古城の名前で、ゲール語で『山の麓の集落』の意味です。

水源はコンヴァルヒルの泉の湧水を使用しています。グレンフィディックと同じ原料を使用しながらも、水源や製造方法の違いによりまったく異なる性格のモルトウイスキーが生み出されています。

歴史

グレンフィディック蒸溜所の創始者であるウィリアム・グラントによって、グレンフィディック創業の5年後、1892年に第2蒸溜所として創業されました。蒸溜所の名前は、近隣にあるバルヴェニー城から取られています。

この古城は13世紀にまで遡る歴史を持ちながら、長い間廃墟のまま放置されていました。

その後、ウィリアム・グラントが新たに建てられたバルヴェニー城の跡地を取得し、バルヴェニー蒸溜所を開設する場所としました。

戦乱の中世ハイランドを見守ってきたバルヴェニー城の名前は、現在では世界的な銘酒ブランドとして生き続けています。